宇治茶
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宇治茶
商品コード:0210
無農薬有機栽培茶 宇治玉露
日本茶 ANARD 2018 審査員奨励賞 受賞茶
宇治田原産の無農薬有機栽培茶です。
自然に恵まれた緑豊かな宇治田原町の大福で農薬・化学肥料を一切使用しない自然農法で作り上げました、無農薬有機栽培茶です。
太陽の光と有機肥料をたっぷり吸った茶葉は健康にとてもよろしく体にやさしいです。
安全また安心して飲んでいただけます。
有機栽培茶では「煎茶」がほとんどですが、無農薬有機栽培茶では珍しい「玉露」です。
通常方法で栽培された玉露より、茶葉は大きめで少し黄緑かかっております。
原料原産地名:京都府産(宇治田原町湯屋谷大福)
生産農家:永谷昌裕
茶品種:(宇治みどり・ごこう) ブレンド
JAS:01B-026
内容量:100g袋入
甘み ★☆☆☆☆
旨み・コク ★★★☆☆
渋味・苦味 ★☆☆☆☆
香り ★★★☆☆
●日本緑茶発祥の地・宇治田原町(湯屋谷)
湯屋谷村の篤農家、永谷宗七郎義弘(宗円)は当時の製茶法に改良を加えながら研究し、それまでよりも香りも味も圧倒的に優れた煎茶をつくり出したといわれています。
隠元が開いた黄檗山は大陸の新たな文化とともに、当時の明で流行していた茶のスタイルを持ち込みました。それに触発された文人墨客の間では煎茶が流行するようになり、嗜好品としての茶の商品の中で煎茶の需要が高まっていったと考えられます。そうした中、宗円は自ら茶を携えて江戸へ向かい、日本橋の茶商山本嘉兵衛を通じて売り出した煎茶は、その高品質なことで評判となり、以後山本家の屋号「山本山」の名を広く知らしめたといいます。やがて全国に広がっていった「永谷式(宇治製)煎茶製法」は、現在の日本緑茶(煎茶・玉露)の製法につながるもので、時は元文3年(1738年)、宗円58歳のときだったといいます。以降、飲むときに茶葉を煮出す「煎じ茶」ではなく、茶葉を急須に入れてお湯を注ぎ、手軽に出せる新しい煎茶(「だし茶」ともいわれる)が普及していきます。
明治になって現在のような構造のほいろが使われるようになり、発展した手もみ技法には様々な流派が生まれるようになりました。幕末の開国後は西洋諸国との貿易が盛んになり、お茶は生糸に次ぐ主要な輸出品となりました。近代的設備が整い、機械による製茶が盛んな現代も、宗円の意志を継いだ人々によって、高品質なお茶が作り続けられています。
●宇治田原でのお茶の栽培
拇尾の明恵は親好のあった栄西から贈られた茶により茶園を造り、さらに宇治など各地に植栽したと伝えられます。伝承によれば、奧山田茶屋村にある寄代坊の光賢が、拇尾のお茶の実を、明恵の弟子の光音から譲り受け、大福谷のあたりに畠を拓いて植え、さらに湯屋谷の湯原寺の賢永がこれを田原郷に移したとされています。大福谷は地味・気候ともにお茶の栽培に最適で、お茶の味も優れていたので、大福の穂先茶は宮中や鎌倉将軍へも献じられ「もっとも茶香深し」と賞賛されるほどだったそうです。